ライフハック

運動をしたほうが勉強を効率よくできる?

勉強を効率よくするためには何を考えるでしょうか。大抵の方は勉強法を調べたりされているかと思われます。

「勉強の合間に運動を」とはよく言われますが、これは疲労回復のみによるものなのでしょうか。

ジョージア大学で行われた運動と脳の研究によると20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知能力、集中力や考察力が高まることが分かっています。運動によって脳の血流が改善され、意欲、学習などに関わるドーパミンを放出し、集中力を持続させます。

研究でも明らかになっていることですが、軽い運動をすると脳の活性化に繋がり結果的に勉強の効率が良くなるということです。

今回は勉強と運動の関係について見ていきたいと思います。

勉強の間に運動をすることで期待できる効果

長期記憶の向上

筑波大学の共同研究グループの実験によると軽い運動を10分間したチームと、椅子に10分間座ったままだったチームで記憶力テストを行ったところ軽い運動をしたチームの方が成績がよくなりました。記憶力テストで使用されたのが画像の記憶テストで、画像は長期記憶に残りやすいということが分かっているため運動は長期記憶の向上に効果があることが分かります。

単語などを覚えるときは記憶に定着するのに時間がかかってしまいますよね。そんな時に運動を行うと効果が得られるでしょう。

やる気がでる

運動をすることで血液循環が良くなり脳の働きが向上します。また運動の刺激によってドーパミンやアドレナリンが分泌されます。アドレナリンはやる気が出る神経物質としても有名ですよね。

動く気が起きないくらいやる気が出ないときもありますが、思い切って体を動かしてみたら意外とすんなり勉強に取り掛かれるのかもしれませんね。

どんな運動をすればいいのか?

ウォーキング

先ほど述べた研究で「10分位の軽い運動」と述べましたがウォーキングが手軽にできそうです。ゆっくり散歩するのではなく心拍数がある程度上がるように早歩きが最適です。ランニングのような激しい運動ではないので気分転換に外の空気を吸ってみてもいいでしょう。

HIITトレーニング

長時間の運動は抵抗があるという方はHIIT(ヒット)トレーディングはいかがでしょうか。別名高強度インターバルトレーニングとも言い全力の運動と少しの休憩を限界まで繰り返すトレーニング法です。有名なのはTABATA式で20秒のトレーディングと10秒の休憩を1セットとしてこれを8セット繰り返します。時間にするとたった4分ですが脂肪燃焼に効果があると世界的に話題になっています。YouTubeなどで調べても世界中の動画があるので見てみてもいいでしょう。

いつ勉強すればいいのか?

勉強前

アメリカのイリノイ州にあるネーパーヴィル・セントラル高校で、授業前の0時間目に体育を行ってから授業を受ける取り組みが行われており、運動を行わなかった生徒に比べて学力に明らかな差が生まれることが判明しています。

運動後に脳の血流が増しますので、運動の効果を得られるチャンスです。勉強前に運動することは効果的であると言えます。

勉強の間

ずっと同じ姿勢で勉強しているためどうしても肩や首が凝ってしまったりしますよね。疲労物質をため込まないように血流をよくするといった意味でも勉強の間に軽い運動をすることは向いています。以前紹介した勉強法のポロモードテクニックで5分の休憩時間を取る際に軽い運動をしてもそのあとの勉強がはかどるといった点で効果的でしょう。

 

 

まとめ

今回は勉強と運動の関係について見てきましたがいかがでしたでしょうか。たった数分間でも運動することで効率的に勉強できるのであればぜひ積極的に取り入れたいものですね。