皆様は英語を勉強するときに何を使って勉強するでしょうか。
テキストでCDを聞きながら勉強する人、英会話スクールに行く人さまざまだと思います。
そんな中で最近注目されているのが映画を使って勉強する方法です。
勉強としてではなくても単純に映画を見ることは楽しいですよね。
今回はそんな映画を使った勉強の方法を見ていきたいと思います。
映画を使って勉強するメリット
やる気が出る内容
英語のテストのような固い文章だと出てくる文章も難しいので内容を理解するのに時間がかかってしまいます。映画であれば内容が気になる、純粋に見てみたいといった理由でハードルが低くなります。好きな映画はセリフを覚えるくらい何回も見てしまうという方がいらっしゃいますが、好きこそものの上手なれというくらいですし興味が持てる教材で勉強できるのはメリットです。
生きた英語を覚えられる
日本語で言えば「マジで」や「ヤバい」といった単語は教科書には出てこないですよね。そういったネイティブが使うようなフレーズを覚えることができます。
単語帳に載っている内容もよく使う意味と使わない意味があるようです。オンライン英会話でネイティブスピーカーの教師とお話しされていた方が「この単語にそんな意味あるの初めて知った」と言われたという話を聞いたことがあります。覚えるのであれば使用頻度が高い単語を覚えたいものですよね。
フレーズや単語が文脈から覚えられる
表情やシチュエーションでどのように使われるかという実例を見ることができるのが映画のメリットです。このフレーズはこういったニュアンスで使われるといったことも学ぶことができます。あの映画で使われていたフレーズということで真似てみるのもいいかもしれません。
映像があることで印象的になる
視覚情報は80%を占めるというのは有名な話です。目で見て耳で聞いて覚えることでより印象的になり忘れにくくなります。映画のシーンや役者の表情と一緒に覚えてそれをまねるようにすればより定着することが期待できます。
リスニングの勉強になる
例えば「get up」が「ゲラップ」のような音になるのは有名ですよね。英語特有の音声変化やアクセントは実際に話している映像から学ぶことが近道ですよね。特に映画は日常的に使われる単語や熟語が使われるので耳を慣らしておけば実際に英語で会話するときに聞き取ることができます。
シャドーイングやリピーティングの勉強になる
リスニングと同様にシャドーイングやリピーティングの勉強にもなります。文の塊で見たときにどこを強く発音するのか、スピードはどんな感じで話しているのかといった練習はテキストでは得られないものになります。シャドーイングやリピーティングをしていくうちにより英語らしい発音になっていきます。
どのような手順で勉強するの?
- 字幕や吹き替えで内容を理解する
まずは字幕を見て内容を理解しましょう。理解することが目的なので日本語吹き替えや日本語字幕で理解できるような工夫をすることが大切です。
内容を理解するだけなので目安としては1日です。
- 音を聞くことに集中する
今度は日本語字幕でも構わないのでリスニングに力を入れましょう。知らない単語は聞き取るのが難しいですが、憶測して聞くようにしましょう。
音が聞き取れるまでなので回数は人それぞれですが、目安としては20回~30回です。
- 聞き取った音と字幕で答え合わせ
音を聞き取った後は自分の聞き取ったものが同じか英語字幕でチェックしましょう。単語のスペルなどあいまいなものも以外とあると思います。自分がどこが聞き取れなくてどこが分からないのかこの時にリストアップするようにしましょう。
答え合わせ自体は2~3回で終わると思いますが、それをまとめるとなるともう少し時間がかかります。
- シャドーイングを練習する
仕上げでシャドーイングをやりましょう。言っている内容は理解できているので始めよりは難なくできると思います。映画のスピードで話すことができれば完璧です。
こちらも30回~40回ほどやるのがいいでしょう。
気をつけること
興味のある映画を見る
いくら英語で学ぶといっても興味のない内容のものを見ていてはモチベーションがあがりません。おススメされたからといって気が進まない映画を見るくらいなら、いっそのこと少し難しめの見たい映画で勉強するほうが捗るでしょう。
繰り返し見る
勉強として映画を見る際は一度だけではなく自分で英語が分かるまで見るようにしましょう。一回見るだけではわからないかったところも何度も見ることで自分が聞き取れてないところ、覚えられていないところ、発音のアクセントなど新たな発見があります。
自分のレベルに合った映画を見る
英語の初心者がいきなり専門用語が多い医療系や法律系の映画を見ても単語が難しくて挫折する可能性が高くなります。興味を持てることが一番大事ですが、初心者ならば子供向けのアニメや映画など簡単な単語やフレーズが使われているものを見るのをおススメします。
どの動画サイトを使えばいいの?
Netflix
月額990円〜で映画、ドラマ、バラエティ、アニメなどが見放題になる動画配信サービス。大手のストリーミングです。
海外ドラマに強くNetflixにしかない作品も多くあります。クオリティの高いオリジナル作品も多くあるため勉強する作品を探すにはもってこいです。
もちろん日本語吹き替え、字幕なども選べます。
Hulu
人気の映画やドラマ、バラエティ、アニメなど6万本もの映像コンテンツが月額1,026円で見放題。
スマホやタブレットでも視聴できるので、外出先でも動画が見ることが出来るのは魅力的ですね。英語字幕の作品を検索することが出来ます。
Amazon Prime Video
月額500円で映画やテレビ番組、アニメが見放題になるだけではなく、音楽、本や雑誌まで見放題になるサービスです。本数は他に比べると少ないですが、メリットも多くなにより安いためはじめはAmazonプライムから始めてもいいかもしれません。
U-NEXT
月額1480円~で映画やドラマ、アニメだけではなくヒストリーチャンネルやニュースなども見放題です。コンテンツは18万本以上で上記で紹介したサービスの中で一番多いです。日本のサービスで光回線とコラボしたサービスもあるのも魅力的です。
EEvideo
EEvideoは英語のニュースや映画、アニメなどで英語を学習するサービスで、英語が苦手なユーザーでも快適に視聴できるように学習をサポートする機能を備えています。英語学習に特化したサービスです。
サポートはユーザーの英語レベルに合わせて表示でき、PCとiOSアプリ、Androidアプリに対応しています。無料で利用できますが、すべての動画を視聴するプランは30日1,000 円です。
おススメの映画
・アニメ系
子供向けに作られた映画は出てくる語句も簡単なので英語に自信がない方におススメです。
内容も分かりやすいので知らない単語が出ても推測しやすいです。
また、スタジオジブリの映画は日本語吹き替えになっているものもあるので内容がある程度わかるというメリットもあります。
ディズニー映画も英語の勉強にいいとよく聞きます。
・日常系
日常系のメリットは何よりも友達同士、恋人同士で使うようなフレーズがよく出てくるということです。メリットで書いた生きた英語を学ぶという点では日常会話を勉強したほうが実際に使うときに役に立ちます。ドラマなどは一話完結のものが多いのでキリがいいのも魅力です。
有名なのは『フレンズ』ですよね。
ミュージカルでは『ハイスクールミュージカル』がおススメです。
・サスペンス・ミステリー系
そうは言っても一つの映画を何回も見るのは飽きそう…と思っている方もいると思います。そんな方におススメなのがサスペンスやミステリー系のこの先の展開が気になる映画です。
英語が分からなくても単語が分からないと内容が分からない!と単語や熟語を調べるようになるのです。
ただ、上記の映画とは違い出てくる単語が多いのでそこは注意する点です。