いろいろな勉強法を調べてみるとある人は「ノートにひたすら書いて覚えた」と又ある人は「テキストを読んでイメージで覚えた」という人もいてバラバラですよね。
どうしてこのようなことが起きるのでしょうか。
人間には学習スタイルで目からの情報で学ぶのが得意な人(視覚優位)、耳からの情報で学ぶのが得意な人(聴覚優位)、体を使って覚えるのが得意な人(体感覚優位)、言葉で覚えることが多い人(言語感覚優位)があるからなのです。
NLP(神経言語プログラミング)では「視覚」「聴覚」「体感覚」という3つの優位感覚(VAKモデル)を「代表システム」と呼んでいます。
ですがこれらの枠に当てはまらない人います。「言語感覚」を加えた4つの優位感覚(VAKADモデル)が「学習スタイル」であるということです。
これらは教育の現場で使用されているプログラムですが学生生活から離れた私たちも生かすことができます。
6つに分類する方法も研究されているとのことですが、今回はこの4つについてみていきましょう。
学習スタイルとは?
例えば視覚タイプ、聴覚タイプ、身体感覚タイプ、言語感覚優位タイプの4人に対してクリスマスについて聞いてみるとすると、
視覚タイプの人は「赤、白、緑、きらびやかなイルミネーションやクリスマスツリー」を連想するのに対して、
聴覚タイプの人は、「クリスマスソングや鈴の音」を連想するのに対し、
身体感覚タイプの人は、 「クリスマスケーキの味やパーティーの楽しさ」といったことを連想し、
言語感覚優位の人は「クリスマスパーティーの計画やプレゼントのリスト」を想起します。
このように何かを記憶する時にどのように覚えるかというのは個人差があります。
自分のスタイルを知りたい場合は簡単なテストを載せてくれているところもあるのでこちらで調べてみるといいでしょう。
視覚優位(Visual)
絵や図で全体像を捉えるのが得意なので図や絵を使って覚えると記憶に残りやすいです。テキストを使うときはカラーで図が多い者を選んだり、自分で蛍光ペンなどを使って勉強するのがおススメです。単語帳や暗記カードで学習するのにも向いてみます。
思い出すときにイメージで思い出せるような勉強法が向いています。例えば単語を覚えるときは画像検索してイメージで覚えるという方法を勧めている方がいらっしゃいますが、視覚優位の人は有効です。
聴覚優位(Auditory)
聴覚優位の方は聞いて学習することが得意なので、実際に講義を聞いたりオンラインセミナーに参加してみたりすることがおススメです。また目で本を読むより耳で聞くオーディオブックなどで学習した方がよいかもしれません。
覚えたい部分がある場合は自分で声に出しながら実際に耳に聞こえる様な形で学習した方がいいでしょう。また、語学学習の場合は洋楽を聞いて音から覚える方が覚えやすいかもしれません。
体感覚優位(Kinestic)
「習うより慣れよ」といいますが体感覚優位は自分で実際に身体を動かして学習します。王道の学習方法の書いて覚えるが一番向いています。運動しながら暗記をすると覚えられるということを聞きますが、この方法で体感覚優位の方は効率的に覚えられるでしょう。
体感覚優位の方は経験から覚えるので積極的にアウトプットをしてみましょう。語学でしたら実際に話してみたり、クラウドソーシングを利用して実際にやってみる機会を多く設けるようにしましょう。
言語感覚優位(Auditory Digital)
言語感覚優位の方は誰かに教えられたことをそのまま覚えるより自分でまとめて理解した方が覚えやすいタイプです。分からないことを自分で調べたり、例文を作ったりして覚えていくタイプです。ノートを作るのが上手なタイプでしょう。
また、暗記の定番である語呂合わせで覚えるのに向いているのもこちらのタイプです。この場合も既成の語呂合わせで覚えるのではなく自分でアレンジして覚えたほうが定着します。
補足
自分に合った記憶法で覚えたほうが効率がいいのはもちろんですが、講師やメンターを選ぶ場合も自分に合った人を選ぶのも大切です。体感覚優位の先生が視覚優位の人に向かって「覚えるまでとにかく書き続けろ!」と言ったところで効率が悪いです。今はSNSなどがあるのでその先生がどういう方法で学習してきたのかというのを調べてからエレブ方がいいかもしれません。
上記で書いた方法の他にも分類出来ない学習方法、例えば映画で学習する(視覚、聴覚)、誰かに教えて覚える方法(体感覚、言語感覚)もあるので自分に合った学習方法を探していってください。
まとめ
今回は学習スタイルについて見てきましたがいかがでしたでしょうか。自分に合った学習法補で効率的に学習できれば良いですね。