言語について

巻き舌が必要なのは何語?上手な巻き舌で美しい発音を習得せよ!

外国語を学習していると発音で巻き舌が出てくることがあります。勉強している言語で出てきたのはロシア語、アラビア語、ペルシア語、インドネシア語ですね。身になっているかはさておき巻き舌の発音を出来るようになればかっこいい発音になるのは間違え無しです。

という事で今回は巻き舌の必要な言語の一部と巻き舌が出来るようになる方法をまとめてみたいとおもいます。

巻き舌が必要なのは何語?

イタリア語やスペイン語、ロシア語などは何となく巻き舌のイメージが強いと思います。当たり前ですがすべて巻き舌風に言うのではなく、一部の音が巻き舌です。

言語によってしっかり巻き舌をするのか軽く巻くくらいでいいのかというのは変わってくる気がします。個人的体感ではロシア語はしっかりと巻き舌を使う印象ですが、アラビア語などは舌先を軽く巻くくらいで通じる気はしました。タイ語もアナウンサーでなければ神経質になる必要はないと言っている方はいましたね。

勉強する時に音声と一緒に勉強する、または現地の人が話している動画を見て発音を耳にしながら学習した方がいいと思います。また、最近はGoogle翻訳も精度の高い音声読み上げに対応しているので(ペルシア語など一部言語はないので音声用の教材必須です)発音を確認することもできます。

イタリア語

イタリア語は「r」の音が巻き舌です。

例:Buongiorno(ボンジョォルゥノ)=おはようございます。

スペイン語

単語の先頭の「r」や途中でも「rrと」書く場合はすべて巻舌です。

例:rojo(ロッホ) =赤

ロシア語

ロシア語は「р」が巻き舌になります。未だに英語読みをしてしまうのでよく間違えます。

例:Здравствуйте! (ズドラーストヴィチェ) = こんにちは

アラビア語

アラビア語では「ر」の音が巻き舌です。

例:عربى(アールバ)=アラビア語

ヒンディー語

ヒンディー語の 「र 」も巻舌です。

例:फिर मिलेंगे(フィ・ミレンゲ)=またね

因みにインド英語は英語の「r」の音を強調するのが特徴です。

タイ語

タイ語は「ร」の音が巻き舌です。「です」の意味に当たる単語に入っているので少々厄介かもしれません。

例:สวัสดี ครับ(サワッディー カップ)=おはよう・こんにちは・こんばんは(男性語尾)

エスペラント語

エスペラント語の「r」も舌先を少し振るわせて発音する音になります。

例:rapida(ラピダ)=早い

ペルシャ語

ペルシア語ではアラビア語と同様に「ر」の音が巻き舌です。

モンゴル語

モンゴル語はロシア語由来の表記体系なのかロシア語と同じく「р」が巻き舌になります。勉強をしたことないから発音結構難しいらしいすね。

インドネシア語

インドネシア語も「r」の音が巻き舌です。

例:pria(プリア)=男性

ウズベク語

ウズベク語もロシア語由来のなので「р」が巻き舌になります。

 

フランス語、ドイツ語にある「r」の音は喉から出す音なので正確には巻き舌ではないようです。危うく怒られるところでした。

巻き舌を習得するには?

巻き舌の習得方法は多数あります。私がやっていた方法としてはひたすら「タララララ~」「アラララララ~」と言い続ける方法でした。発声ではなく舌を震わせるように息を出せるようにしていきコツを掴んだ結果出来るようになりました。

実際出来てみて思うのは「口や舌に力を入れない」のが一番大切なことだということです。出来ないうちは力が入ってしまいがちですが力が入っているとなかなかうまくできません。これはやっていくうちにコツを掴んでいくしかないですね。

「札幌ラーメンとろろいも」「コロちゃん」

「札幌ラーメンとろろいも」「コロちゃんコロちゃん」を言い続けて練習する方法があります。「札幌ラーメンとろろいも」は割と有名な気がします。意識的にラ行を巻き舌にしていくことがポイントです。舌の振るわせ方を体で覚えていくのが大切です。

「ぶんぶんぶん」で練習

動揺の「ぶんぶんぶん」の間に「る」を入れるという方法です。「ぶるんぶるんぶるんはるちるがとぶるん~」といった感じになります。昔テレビで遊びでやっていたのが巻き舌習得にいいと言われた記憶がありましたがこの方法を提唱している方はいらっしゃいませんでした。記憶違いでしょうか…

ボイストレーニングの動画を使う

ボイストレーニングでも巻き舌は『タングトリル』と呼ばれ、ボイストレーナーの方が主に動画でやり方を説明されています。舌を脱力することが歌唱力向上につながるそうです。

歌に巻き舌?と思われる方もいらっしゃると思いますが有名どころで言えば椎名林檎さんが巻き舌をよく使われていると聞いて納得しました。

とはいったものの動画何本か見る限り目新しい方法はなかったように感じました。大体方法論は確立されているんでしょうね。

 

巻き舌の習得法を書かれている方はたくさんいらっしゃいますが、Brevo-taggchiさんのブログは0から巻き舌を習得する過程が音声付きで書いてあるのでおススメです。52日かけて習得はもはや執念です。

まとめ

多くの人が苦労するであろう、そして私も苦労した巻き舌についてまとめてみましたがいかがでしょうか?とはいえ「い」「う」「え」の口からの巻き舌はいまだに出来ないので私も修行の身です。一緒に頑張りましょう。