私は旅行をする際に移動は大体飛行機と電車を利用するのですが、最近知人に「フェリーで行ってみたら?」と言われました。フェリーに対しては「安いけど時間かかるし乗り物酔いしやすいからな」と避けていたのですがせっかくの機会に調べてみることにしました。
フェリーで船旅の魅力とは?
如何せんフェリー初心者なのでレポートなどを調べてみたのですが、のんざきさんの”ふねっき”はフェリー愛に満ち溢れているブログなのでおススメです。
フェリー旅のメリット
快適な移動時間
ほぼほぼ船舶になるので個室を取ることになります。一度飛行機が取れず12時間電車に乗り続けて帰省したことがあったのですが体中ばっきばきになった経験がありますが電車にしろ飛行機にしろシートで寝るのは辛いですよね。その点睡眠をとるときにベットで横になれるのはとてもありがたいです。
相部屋を選ばなければ他の人を気にせず過ごすこともできます。部屋なので行動の選択肢が多いのは嬉しいですね。個室があるので電車でトイレに行きたい場合荷物の心配がないのも一人で行動する人にとってはありがたいです。
レストランや大浴場など船内の設備はホテル並みなのでゆっくり過ごすことができます。大きな船内を探検するだけでも時間つぶしにもなりますし何より楽しいですよね。
絶景の船上景色
サンセットクルーズといった言葉があるくらい船の上で見る景色は絶景です。個人的には少し早起きして日の出を船の上で見てみたいですね。夜風に当たりながら海から見る星もとてもきれいだと聞きます。滅多にない機会なので満喫したいものです。
価格はリーズナブル
後述で料金の比較がありますが、飛行機・電車に比べて圧倒的に料金は安いです。意外と旅行するにあたって交通費って嵩みますよね。その上他の移動手段に比べて時間はかかりますが船内で自由が利くので効率よく移動したい方にとってはメリットでしかないですよね。
自動車や自転車でも移動できる
旅行中私は徒歩で移動するのですが、自家用車で移動したい方やツーリングやサイクリングを目的に海を越えたい方はフェリー一択ですよね。車ごと移動できる、他の交通手段では持ち込めない大きなものを持ち込めるというのは旅行の幅を広げてくれます。
フェリー旅のデメリット
時間がかかる
東京駅から札幌駅までの移動手段の比較です。(※価格は時期により変動があります)
所要時間 | 運賃合計 | |
陸路
北海道新幹線 |
約7時間26分(最速:乗り換え時間含む) | 32,670円 |
空路
羽田空港~千歳空港の移動(電車)含む |
約3時間10分 | 40,900円 |
海路
大洗港フェリーターミナル~苫小牧西港フェリーターミナルの移動(バス)含む
|
約25時間30分 | 約17,490円 |
参考
上記を見ると時間は飛行機が圧倒的に早く、海路に至っては丸一日以上かかってますね…現地の観光目的で純粋に移動手段として利用する場合は向かないと言えます。
時間がかかるのに伴い時間を持て余すこともあるとのことです。普段時間に追われている方はこの状況を利用して「あ、今船の上だから」で外界との遮断をすることも出来そうです。個人的には船の上でコーヒーでも飲みながら優雅にブログを書いてみたいですね。
船酔いとの戦い
やはり乗り物酔いとの戦いは避けられないです。天候によって船の揺れも変わってきますので酔い止めなどで対策しておいた方がいいでしょう。後は気持ち悪くなったら余計なことはせずひたすら寝たほうがいいそうです。
航路が限られている
出港する場所が限られているので移動の幅は狭くなってしまいます。行きたい場所が港から遠い場合はフェリーの移動とは別に目的地までの移動時間がかかってしまう可能性があります。そもそも行きたい場所にフェリーが出向していない!といったこともあり得ます。到着してから最寄りの駅までの移動手段がないという事もあるそうなので予め調べてみる必要はありそうです。
それでもフェリーで旅したい!
メリットとデメリットを両方挙げてみましたが船旅ファンがいるように病みつきになる魅力がフェリーにはあるのでしょうね。一度は船に乗って旅をしてみたいものです。ホテルのスイートルームは手が届きませんがフェリーのスイートルームは頑張れば泊まれそうな気がしますのでせっかくなら優雅に旅をしたいと思います。
最近は女子旅プランもあるので興味があればに申し込んでもいかがでしょうか?
御船印って?御朱印じゃないの?
フェリーについて調べていくと『御船印』なるものがあることが分かりました。聞いたことが無かったのと御朱印集めが好きなのでさっそく調べてみました。
御船印は全国のフェリー会社の協賛で2021年4月から始められた新しい企画です。神社やお寺で授与される(もちろん有料です)『御朱印』というものの船バージョンという位置づけになるそうです。現在61社が参加しており正直こんなにフェリーの会社があるんだと驚きました。
御船印はプリント版やスタンプ版、手書きもあるそうで、販売されるのは港や船内等変わるそうなので確認した方がいいです。各会社御船印を見るとどこのもとにかく可愛い!どの会社もこだわって作られているのが分かります。御朱印は神様やお釈迦様とつながった証という事で目的は違いますがデザイン目的で集めても後悔しないくらいのクオリティです。
マスター制度もあり規定数の御船印を集めると認定者リストに掲載されます。20社分を集めると『一等航海士』、40社分を集めると『船長(キャプテン)』になるそうです。申請すれば認定書もいただけるみたいです。先ほども述べましたが、一回の航海でかなり時間がかかるので集めるのはとても大変なので喜びもひとしおです。
開始時は46社でしたが2021年12月現在61社までに増えており、公式もイベントなど精力的に活動されているので長く楽しめるコンテンツになりそうです。
公式ガイドブックも出ているので興味があれば旅のお供に手に取ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回はフェリーについて調べてみました。私の住んでいるところからフェリーを使うと割ととんでもない時間がかかるのでまだ尻込みしていますが御船印集めにゆったりと船旅もいいかな?と思い始めました。